語られない闇を語る

司法試験、大学受験、労働問題、社会問題などを中心に、あまり語られていない・語りつくされていない闇について語っていこうと思います。苦難と失敗から得た知見を曝け出していく予定です。

大学受験、受験一般

ビリギャルが慶応に合格した要因を考えてみた

偏差値30から1年で慶応大学に合格したことで話題となったビリギャルですが、昨日劇場版ドラマが地上波で放送されたので、ビリギャルが慶応に合格した要因を挙げてみたいと思います(原作準拠ではなく、映画準拠で語るので注意)。 ○受験科目数が少なかった …

人物評価は人間性や人格以外の点を見すぎではないか 本当に人物評価と言えるのだろうか

今では公務員試験でもいわゆる人物評価を重視して、面接の配転を増やしたり、筆記試験は1次選抜のみ利用しそれ以降の選抜には利用しない方式(リセット方式と言われている)を取ったりするところが増えています。 大学入試でも、東大や京大ですらついに推薦…

数学って受験科目として本当に必要なのだろうか。どれだけ必要なのだろうか

現在でも、一定レベル以上の国立大学の一般入試では、理系はもちろんのこと文系であっても二次試験に数学がかせられます。 文系はまだ数3がない分ややマシではあるものの、数学ができないばかりに私立に行く人は多いですし、受験生にとっては明らかに重い負…

もしも京大入試で数学が必須でなくなったら

女子比率を上げるために女子だけに家賃の補助を出す取り組みをした東大に批判が集まっていますが、京大でも一部学部で低すぎる女子比率を上げるべきでないかと言う話はあるようです。 東スポ並に信用できない噂ではありますが、何とも数学を必須科目から外す…

女子学生だけに家賃補助を出すことが許されるべきか

普段は東大を素直に称賛するコメントが多い当ブログですが、そんなブログを書いている私からしても、「アホちゃうか」、「何堂々と差別してるねん」と思うような取り組みを東大が導入したので、その件について思うことを書き散らしたいと思います。 ○普通に…

量をこなせば難関も突破できるという考えは危険

世の中には、「努力し続けていればやがて理解できるはず」、「練習し続けたらいずれできるようになる」みたいな風潮が様々な分野において根強くあります。 確かにある程度は事実であることも確かなのですが、そういう「量をこなせば難しいことでもできるはず…

お金があるのにプロの指導を受けないのは悪手の可能性大だ。塾・予備校はできるだけ利用することをお勧めする

世の中には、「別に予備校行かなくても何とかなるでしょ」、「塾は勉強がまるでできない子が仕方なく行くべきところ」、「塾も予備校もいかなくても良い大学に行ける人もいるし、別に要らない」という風潮もいまだに残っています。 しかし、個人的には予備校…

国語が苦手科目の人は多いが、そもそもどういう科目なのかの認識から間違えられている気がする

人によって苦手科目は違うものですが、学生時代に国語で苦しめられた人は特に多いと思います。 「結局伸びずじまいだった」、「いまいち攻略法がわからないまま終わってしまった」という方も残念ながら少なくないでしょう。 また、中には現在進行形で成績が…

すんなり京大に受かったり司法試験に受かったりする人は、どこの能力が秀でているのか。どうすれば彼らに近づけるのか。

難易度の高い試験に挑むとなると、努力の量や方向性ややり方に問題があるわけではなくても上手くいかないことが増えてきます。それこそ、かなりの労力をかけ必死に努力してもなかなかうまくいかないものです。 しかし、それでもすんなりと高いハードルを越え…

労力に見合うだけの成果が得られやすい 大学受験はリスクが低い良き選択肢

現在では努力しても報われないことが多いと考える人が増えていますし、実際に社会を見るとその通りになっているところが多いです。 そのため、若い人を中心に、コスパが高くリスクが低い選択肢が好まれる傾向がより強くなっていますが、個人的には「(基本的…

試験や試合前に緊張しすぎる人は、余計なことを考えるのをやめよう

試験や試合などの大事な出来事の前になるとどうしても人は緊張するものですが、中には眠れなくなったり、おなかを壊したり、冷汗が止まらなくなったり、食べ物がのどを通らなかったりするほど緊張しすぎる人もいます。 私も幾多もの試験や試合をこなしていま…

「○○は暗記じゃない」的な話は強く疑った方がいい

世の中には「司法試験は暗記じゃない」、「数学は暗記じゃない」的な話がたまに聞かれますし、「暗記は大事でない。理解こそが大事なんだ!」と言うことを語る人は珍しくありません。 しかし、この手の「○○は暗記じゃない」という話は信ぴょう性が怪しい場合…

「無事之名馬」はもっと様々な分野で意識されるべきだと思う

「無事之名馬」という言葉が競馬界にはありますが、この考えはとんでもなく重要ですし、スポーツとかに限らずもっと意識されるべきだとよく思うので、今回はその話をしたいと思います。 ○無事之名馬とは? 文字だけ見ると漢文の話なのかと思いますが、菊池寛…

偏差値60からの世界は険しく、65辺りは魔境だったという話

「ガチれば東大?まず無理やで。小学校中学校でのしっかりとした下積みがあった上で、高校でしっかり努力し続けたらチャンスがある」みたいな夢のない話ばかりする私ですが、今回は自分語りをしつつ、「偏差値60からの上積みは特にキツイぞ!」という話をし…

7回読み勉強法には批判も多いけれども、馬鹿にはしてられない

少し前に7回読み勉強法というのが世間で話題になりましたが、「7回読むだけではその段階までまずいけない。著者の頭が良さすぎるだけだろう」、「教科書読むのも大事だけど、とにかく問題演習をするほうが大事」、「そもそも7回も読めねえよ」など批判も結構…

失敗者が語ることの意味 失敗談・不合格体験記の価値

世の中には何かに成功した者がいれば、当然その陰で失敗した者もいます。 しかし、世間で話題になるのは上手くいった人のことばかりであり、上手くいかなかったというような人は話題になりません。 甲子園で負ければ話題になりますが、それは彼らが県で優勝…

ごく一部の例外を見て「自分もできる」「我が子もできる」と安易に思ってはいけない

世の中には、「MARCHは2週間で受かる」、「早慶も3か月あれば余裕よ」みたいな妄言を吐く人がたまにいます。 それに、そこまで極端ではなくても「ガチれば東大も司法試験も余裕。環境も才能も不要」、「塾なんか行かなくても東大に行った人はいるし、塾なん…

めちゃくちゃ頑張っても結果が出ないときはどうすればいいのか

なんだかんだで盛り上がったリオ五輪もうすぐ終わりとなり、いよいよ夏も終わりの気配が見え始めてきた今日この頃。 その五輪ですが、陸上を見ていると自己べストを年単位で更新できていない選手が数多く見られます。 才能と努力のレベルこそ違いますが、五…

正直言うと、努力できる才能の差は結構大きいのではないかと思う

「努力できるのも才能」と言うと、すぐ「努力できる才能なんて無い。努力は誰でもできる」、「そんなのはただの言い訳だ」、「方法論や環境の問題であって才能なんてない」などと反論してくる人がいます。 しかし、私のように「努力できるかについて個々人の…

何故、奈良県が東大京大進学率ナンバーワンなのか解説してみる

関東に住んでいる人を中心に意外に思われる人も多いかもしれませんが、東大京大への進学率が最も高い都道府県は奈良県です。 しかも、教育熱が特に熱い東京都含め他を圧倒しています。 biz-journal.jp 関西に住んでいる方以外だと、「何故奈良が1位?」、「…

大学や専門学校のオープンキャンパスに行くべきか

各大学の前期も終了し、いよいよオープンキャンパスが本格的に増えてくる時期が始まりました。 とはいえ、全国には「高校は行け行け言うけど、こんな暑い中面倒くさいしどうしよう」、「遠いしお金がかかるけどやっぱり見に行った方がいいのかな?」などと考…

試験直前や試験中に結果のことを考えてはいけない

受験界でよく言われることとして、「試験前にダメだったらどうしようなどと考えてはいけない」、「試験が数日間ある場合に終わった科目のことを考えたり、解答を確認していはいけない」ということがあります。 しかし、先人達が何度も繰り返し注意を促してい…

今の時代でも法学部はお勧めできるのか

法科大学院制度の失敗のせいで、一時期法学部人気はだいぶ下がりました。5年ほど前には、日本の文系最高峰である東大法学部が進振りで人が集まらず、定員割れするという衝撃の現象が起きたぐらいです。 diamond.jp 5,6年前にはだいぶオワコン、不人気になっ…

メディアが注目するのは東大と京大ぐらい 誰からも正当に評価されたいならこの二校に行くしかない

テレビにしろネットにしろ、やはり東大と京大の注目度は極めて高いと感じさせることが非常に多いです。特に東大の注目度の高さは異常です。 教養や雑学を問うクイズ番組では、ほとんど東大という肩書だけでテレビに出ているような人がいますし、書籍でも東大…

大学入試で面接を重視することに合理性はあるのか

民間企業は勿論、公務員試験でも人物評価が重要と言われて久しくなっていますが、近年では大学入試でも面接試験を導入し、面接を重視する傾向が強まっています。 今や私立大学の入学者の約半分はAO入試、推薦入試により入学しているようですし、東京大学など…

多様性=女性活用だけではない 他の要素や内面を見て多様性を図るべき

最近、大学や企業などで多様性(ダイバーシティ)の確保が課題とされています。 似たようなタイプの人ばかりを獲得するのではなく、様々なタイプの人を獲得することで、様々な意見・発見を生み出し、新たな価値を得ようと色んな組織が多様性の確保に取り組ん…

優秀な高校生が医学部ばかりに行く問題 続き

先日、最近では優秀な高校生が医学部ばかりに行きがちという話をしましたが、思った以上に反響がありました。 そこまで語られない話題ではありますが、理工系の人を中心に、危惧感を持っていたり、何となくもやもやする気持ちを抱いていたりする人は多かった…

公務員試験の面接を平日に行うのはどうなんだろうか

気温が平然と35度まで行き、冷房のかかった部屋でのんびりゲームでもしたい今日この頃。 ですが、公務員受験生にとって本格的に面接のため東奔西走する時期になりました。受験生としては、のんびりゲームなどしてられません。 特に国家一般職の場合、業務説…

優秀な高校生が医学部ばかりに行ってしまってよいのだろうか

将来が不透明で安定志向が高まっていることもあり、近年は医学部人気が極めて高まっている。 18歳人口が減少する一方で、医学部は志願者が増えているし、特に私立大学に関してはすさまじい勢いで志願者が増えている。 www2.sundai.ac.jp www.sidaiigakubu.co…

電車内で参考書を開くかスマホをいじるかで割と人生は変わる

合格者と不合格者との間には、すごく差があると思っている人がいる。 確かに、社会からの扱いや評価という点ではとんでもない差があるのは事実である。 しかし、能力という面で見ると、さほど差がないことも少なくない。 試験にも依るが、合格ボーダー付近に…