語られない闇を語る

司法試験、大学受験、労働問題、社会問題などを中心に、あまり語られていない・語りつくされていない闇について語っていこうと思います。苦難と失敗から得た知見を曝け出していく予定です。

休まないウサギにカメは勝てない

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 ウサギとカメの童話は皆さんご存知だと思います。

 ウサギが余裕ぶっこいて寝ていたら、ゆっくりながらも確実に進んでいたカメに追い抜かれて、競争で負けてしまったというお話ですね。

 「サボらずにコツコツやるのがええんや」という教訓を教えてくれる人によってはありがたいお話ではあるのですが、私は昔からこの教訓が大嫌いでした。

 

 

 というのも、ウサギがサボらなければ間違いなくウサギが勝つわけですし、仮にサボったとしてもサボり加減をさえれば勝っていたわけです。

 「ウサギとカメのカメに」カメになるよりもウサギになって、圧勝でゴールしてから休むか、適度に休んでゴールを目指す方がいいに決まっているじゃないですか!

 

 素質のない人が10年かけてやるのも、素質のある人が2年でやるのも、同じゴールなわけです。

 わざわざ10年もかけたくないじゃないですか。2年で終わらせてしまったほうがいいに決まっているじゃないですか。

 10年も走り続けるより、2年は全力で突っ走って8年のどかに暮らしたほうが良いじゃないですか。

 

 

 それに一番の問題点は、実際のウサギは休まないということです。

 素質に恵まれた優秀な人こそ、努力すればするだけ成功して楽しい思いができますし、努力が報われる喜びを知っている者なので、努力もできるのです。

 この分野は自分に向いていると思って、生き生きと走り続けていきます。

 一方、カメはというと、「全然ウサギに追いつけない」「ゴールがまだまだ遠すぎる」と辛い競争を強いられることになるのです。

 

 ウサギが休まなければ当然カメに勝ち目はありません。
 カメはうさぎが病気になって動けなくなったり、途中で事故で死んだりするのを待つしかないのが現実だと思います。酷い話ですが。
 なので、「この分野では自分はウサギでなくカメだな」と思うのであれば、すっぱり諦めることも重要です。なにせ、ウサギが本気出したら勝ち目がないですからね。

 

 

 現実の話にいきますと、バレーボールやバスケットボールで身長が低ければまず勝てないですし、身長のせいで泣く泣く高校では他の部活に行くような人はいっぱいいますからね。高校で続けても競争で勝つのは非常に困難ですから、賢明でやむをえない選択ですね。

 スポーツ以外も、見えにくいだけで当然素質や適性は人によって大きく違うものです。ブスはアイドルになれませんからね。

 

 自分はウサギだなと思える分野を探し、休まないウサギになれば、成功をつかみやすくなるわけです。
 無理にカメを続けていたら、頑張ったのに報われないことになりやすいし、惨めな思いをしてしまうかもしれない。

 「ウサギになれる分野を探せ」ということが「ただこつこつと愚直に努力する」ことより大事なことではないかと思います。

 

 私も本当はバレーボールをやりたかったよ!アイドルにもなりたかったよ!