語られない闇を語る

司法試験、大学受験、労働問題、社会問題などを中心に、あまり語られていない・語りつくされていない闇について語っていこうと思います。苦難と失敗から得た知見を曝け出していく予定です。

関西人の最も良いところ?

 ネットでは闇が深いとか言われたり、大阪民国などと叩かれることも多い関西であるが、関西で育った私としては良いところもいっぱいあると思っている。

 その良いところの中でも特に、「人々に笑いを取ろうとする意識が強いところ」が個人的には最も素晴らしいと思っている。

 

 

 関西人というとお笑いのイメージが強い人は多いと思うが、実際一般人の間でも関西人にはお笑いの意識は強い。

 関西では、何かにつけてオチを付けて人を楽しませる文化が根付いており、一つでも多く他人に笑いを提供しようとする。


 東大卒のすごい教授ですら、「関西では笑いを取るのが一つの礼儀」とか言って、面白い話を積極的にしてくれる。
 阪神ファンはボロ負けしても「○○(若手選手)が活躍したからええんや」などと強がりを言って、負け試合にすら楽しみを見出している。12球団のうち阪神ファンだけは勝利と同じぐらい笑いを愛している。
 関西人にはあらゆるところで笑いがあふれているのである。

 

 

 それに関西では、人の評価基準として、容姿が整っていることや、学力があること、スポーツができることなどと同等かそれ以上に「面白いこと」が高く評価される。

 ブサイクでも、勉強が出来なくても、運動神経が悪くても、誰もが笑いさえ取れればそのコミュニティのスターになれる可能性があるのだ。
 

 

 人生は楽しんで楽しんでなんぼだし、どうせ生活をしていくのであれば笑いの多い人生を歩んだほうがよい。

 他人を楽しませ、自分も楽しむ。そういう人生の方が豊かな人生ではないか。

 私はそう思っている人間だし、愛想のないぶっきらぼうな人間が嫌いなので、関西の笑いを取りに行く文化というのはすごく素晴らしいとつくづく思っている。

 四国とか九州なんかじゃなくて、笑いを愛し笑いにあふれた関西で育ってよかったと心の底から思う。あ、でも、できれば関東の方が色々恵まれているし関東ならもっと良かったかな。

 


 ただ、関西人と言えども、当然面白い人ばかりではない。
 面白いことをいえる頭脳がなくいじりと題して人を不快にさせてイキる(調子に乗る)奴もいるし、関西人特有のノリについていけない人もいる。

 

 お笑いを取ろうとする関西人の心がけ・精神自体は素晴らしいと思うが、その風潮が「笑いを取れない奴はアカン」とまで行くと問題の方が大きい気がする。
 「笑いは取れたら素晴らしい、取れなくてもどうでもいいぐらい」に考える人がマジョリティーであることを願うばかりだ。

 お笑いを高く評価するのはよいが、お笑い至上主義まで行くとやはり問題だ。