ポケモンGOでまた思い知った 田舎は辛すぎる
7月22日、スマホ向けアプリのポケモンGOがついに日本でも公開されました。
案の定、真夜中の公園に人が殺到する、歩きスマホが横行するといった問題が起きているのはご愛嬌として、他国と同様社会現象になっています。
私の周りを見ても、明らかにポケモンをしている大学生の姿をよく見かけますし、都会だけでなく田舎でもポケモンGOは浸透しているようです。
それはさておき、今回のポケモンGOでは、公園などにポケモンが集まりやすい仕様なのか、公園など様々なスポットのある都会でポケモンが多く見つけられ、だだっ広い道が続く田舎ではポケモンがあまり見つからないという地域格差が問題となっています。
今後のアプデで見直されるかもしれませんし、まだリリースされてすぐなので改善の可能性は高いですが、「今の時代、ポケモンも都会で暮らしたいんやろ」と言われてしまうぐらい田舎民は憂き目に遭っています。
ただでさえ、田舎で社会生活を送るとなると、
・虫がうるさい、虫が多すぎる
・一部の野菜が安いぐらいで基本的に物は安くない(競争原理が働いていないため)
・電化製品などが定価。事実上Amazonに頼るしかない。
・飲食店が少ない
・店員の態度やマナーがよくない(競争原理が働かないのはやはり問題だ)
・おしゃれな店が少ない
・博物館など文化的資本に乏しい
・娯楽施設が遠くてなかなかいけない(自然に恵まれた田舎の人の方が引きこもり傾向にあるという研究もある)
・陰気臭いお年寄りばかり
・同調圧力が強い、面倒な人間関係に縛られやすく、しがらみが強い
・DQNが多い。学のない人が多い
・井の中の蛙な人が多い。学力だけでなく人間性まで問題がある。
・車がほぼ必須なのでガソリン代や維持費がかかる
・移動がみんな車なので道路は普通に渋滞する
・予備校が少ない
・大学に行くには下宿ほぼ必須で金がかかる
・賃金があまりに安い。(東京の高校生のバイトにも負ける。中国都市部にも負けるし、そらなりたくなくてもニートになるよと言いたくなるレベル。)
といったようにデメリットを挙げるとキリがないというのに、現実逃避のゲームすら多大な不利益を被るのですから、たまったものではありません。
現実があまりに救いがなく、「そら若い女性を中心に逃げ出すよ」という状況なのに、ゲームでも不利益を被るなんてあまりに辛すぎます。
ただ、よく考えるまでもなく、ポケモンGOだけでなく、アニメやゲームなどの娯楽においても田舎の人が損することはままあります。
例えば、
・CDの入荷が1日遅れ・アニメの放送が何日か遅れ
(私の家はテレビ大阪が映らなかったので、世間がポケモンのアニメ開始で浮かれる中、ポケモンの放送が約1か月遅れていました。5月に入るまでポケモンを今か今かと待ち遠しにしていたものです(涙)。
今でもテレビ熊本やテレビ高知はポケモンが24日遅れで放送されるようですし、18年ほど経ってもまだ子供たちは涙しているのです。)
・ライブなどがあっても遠すぎていけない
・大会があっても遠すぎて出られない
・すれ違い要素を楽しめない
・近くのゲーセンが最近機種を置いてくれない
・そもそもゲーセンがつぶれてなくなっている
といった問題がありますし、田舎暮らしは娯楽すら満足に楽しませてもらえないのです。
思えば、私も遥か昔、ポケモンやポケモンカードなどの大会に出場したかったのですが、ゴミのような田舎出身だったこともあり、ほとんどすべて出られませんした。
せめて大阪やその周辺に生まれていればと、その時から地域格差を思い知ったものです。京大せめて阪大に行って、田舎から脱出してやると固く誓ったものです(結果的には、神戸大だったんですがね。)。
結局親があまりに不憫に思ったのか一度だけ大会に連れて行ってもらったことがあるのですが、そのときの思い出はかけがえのない宝物です。基本的に親には恨みの方が遥かに多いのですが、そのことは今でも親に感謝しています。
ただ、都会に住んでいれば一度だけでなく何度もそういううれしい思い出を経験できたでしょうし、経験の格差、思い出の格差はあまりに大きいです。
田舎は辛い。辛すぎる。そら、ポケモンも都会に行きたがるよ!