語られない闇を語る

司法試験、大学受験、労働問題、社会問題などを中心に、あまり語られていない・語りつくされていない闇について語っていこうと思います。苦難と失敗から得た知見を曝け出していく予定です。

労力に見合うだけの成果が得られやすい 大学受験はリスクが低い良き選択肢

 現在では努力しても報われないことが多いと考える人が増えていますし、実際に社会を見るとその通りになっているところが多いです。

 そのため、若い人を中心に、コスパが高くリスクが低い選択肢が好まれる傾向がより強くなっていますが、個人的には「(基本的には)大学受験はリスクがかなり低くてお勧めできる選択肢」だと思っているのでその点について語りたいと思います。

 

 

○志望校の合格が難しくてもそこそこ満足いく選択肢が大量にある

 司法試験や公認会計士などの試験では、合格が厳しそうと思ってもなかなか他の試験にコンバートするということはできません。

 他の試験だと科目が違いすぎますし、難易度も全然違っていてとても満足いかないので、とにかく受かるまで特攻し続けるしかないことが多いのです。

 

 しかし、大学受験であれば、京大が無理そうなら阪大、阪大もきつそうなら神戸大というように難易度を下げて、そこそこ満足できる大学を目指すという選択がしやすいです。

 科目もほとんど共通ですし、新たに一から何かを勉強しないといけないなんてことはないですし、社会的評価や平均年収が一気に落ちることもないですからね。

 

 それこそ死にそうになりながら何年も浪人して司法試験を受け続ける人とは違って、大学受験の場合、安定を取って志望を変えても現役や一浪でそこそこ満足いく人生を送りやすいのです。

 

 

○1年でチャンスが何度もある

 各種資格試験では、1年に1回しか受験できないものが多く、1回落ちたら次のチャンスは来年です。

 しかし、大学受験の場合、東大や京大以外では国立だけ受けるにしても前期試験と後期試験の2回チャンスがあります。

 大阪府大などの中期試験や推薦入試などを考えればもっとチャンスがあります。

※追記:来年からは阪大も後期試験がなくなるので注意。

 

 ましてや私立大学のことまで考えると、10個近く受験をすることも一応可能ですし、とにかくどこかの学部が受かればいいと思って受けられる全学部を受けるみたいなことだってできます。

 下手な鉄砲も数打ちゃ当たるといいますし、チャンスは多ければ多いほど満足いく結果を残せる可能性は上がり、リスクは下がるでしょう。

 

 

○勉強した分が無駄になりにくい

 司法試験を諦めて公務員試験を目指す場合、必死に勉強していても民事訴訟法や刑事訴訟法、経済法などは出題されませんし(国総や裁判所総合職は別)、論述対策をしっかりする必要もなくなるため、多くの勉強は無駄になってしまいます。

 

 それに対して、大学受験だと多くの場合受験科目は共通なので、しっかり勉強した分は他の大学を受ける場合にも活かされます。

 国立→私立の場合はややロスは大きいですが、それ以外だとたまに理科1科目分が無駄になったり、地歴1科目分が無駄になったりするぐらいで済むので、基本的には無駄は大きくないのです。

 

 

○トップクラス以外は難易度がまだマシ

 当ブログでは、「東大や京大が一筋縄にはいかない、それ以外の有名大学も舐めてはいけない」という話をよくしていますが、そうはいっても東大や京大以外であればまだ難易度はマシです。

 難易度的に頑張れば上手くいく可能性は十分にありますし、難易度を下げようと思えばどんどん下げられます。さすがにどこかでは受かるはずです。

 

 そのため、東大などに固執し続けない限りは、司法試験や公認会計士司法書士のように何年も浪人してもどうにもならなかったという人は少なくて済みます。

 どこかで頑張りが成果に結びつくため、とんでもなく労力をかけたのにまるで成果が出なかったという事態は極めて起こりにくいのです。

 

 

 コスパが良いのかどうかはまた他の機会で語ることにしますが、リスクという点では他の資格試験や起業などに比べるとだいぶマシなのかなという印象です。どこかしらの大学には引っかかる可能性が高いですからね。

 勿論、有名大学の医学部しか受けないような人は話が別になりますけどね。