語られない闇を語る

司法試験、大学受験、労働問題、社会問題などを中心に、あまり語られていない・語りつくされていない闇について語っていこうと思います。苦難と失敗から得た知見を曝け出していく予定です。

やっぱり物事というのはすぐにやるべきものだ

 人というのは、面倒なこと・苦手なことをつい後回しにしがちですし、締め切りが決まっているのに物事をすぐにやらずにギリギリまで放置したりするものです。 

 人の習性というのは本当どうしようもないものですが、そうはいってもやはり物事はすぐやった方がいいという話をしたいと思います。

 これを読んで少しでもモチベが上がれば幸いです。

 

 

○大事なことでもつい忘れてしまう

 よほど記憶力に優れた人なら別かもしれませんが、普通の人は時間がたつと物事をすぐ忘れます。

 大事なことであってもつい忘れてしまい、やるべきことの存在をギリギリになって思い出したり、最悪締め切りを過ぎてから思い出すなんてことも十分にありえます。

 

 それに細かい部分で良いアイデアが浮かんだり、改善点を見つけていたりしても、時間が経つと詳細はすぐ忘れてしまいます。

 思い立ったときにやらないと、せっかくの貴重な発想が水の泡と化してしまうのです。何とももったいないことでしょうか。

 せっかくの発想を無駄にせず、仕事のクオリティーを上げるためにも物事は思い立ってすぐやったほうがよいのです。

 

 私も、すぐにブログを書かないせいで、読んでいる人の人生をとんでもなく豊かにする神っているイデアを数多く失ってしまったので、思いついたときにネタをメモするよう努めています。

 

 

○覚えることに労力を費やしてしまい、無駄な労力がかかる

 また、物事をすぐにやらないとなると、ずっと物事を頭の隅に置いておきながら何かをする羽目になりがちです。

 「これをいつまでにやらないといけない」という思考を繰り返す羽目になり、思えておくことに力を使ってしまうことになりますし、そのせいで本来なら違うことを考えて違うことに全力を注げたはずなのにそれができなくなるおそれがあります。

 

 物事をすぐに終わらせていれば、違うことを考えてその結果ノーベル賞ものの着想が得られたかもしれないのに、物事をすぐにやらなかった結果「やらなきゃ」ということにばかり意識が向いてしまって会心の着想が浮かばなくなるかもしれないわけです。

 さすがにノーベル賞ものは話を盛りましたが、そういった社会にとっても個人にとっても利益を損ねる結果を招かないように心がけるのが望ましいはずです。

 

 現時点ではそこまでワーキングメモリーの研究は進んでいませんし、主観ではありますが、期限が迫っているものをずっと頭に入れておくことは意外と脳を使っているのではないかと個人的に思っています。色んなことを意識し続ける状況だと、ミスも増えますしさっさと頭の中を整理してしまったほうが良いと思います。

 

 

○やらないとかえってストレスになる

  物事をすぐにやって終わらせることができれば、その後は晴れやかな気持ちで違うことに取り掛かれますし、「これをいつまでにやらなきゃ」というストレスから早期に解放されます。

 それに残り時間が刻々と無くなっていき、「間に合わせないといけない」と焦ってイライラする事態を防げる可能性も高まります。

 

 どうせいつのタイミングでやるにしてもストレスがかかるのであれば、よりストレスが増すと思われる締め切り間際にやるのではなく、もっと早めに取り掛かったほうがストレスの総量は抑えられやすいでしょう。引き延ばしはお勧めできないのです。

 

 ドMな人には何も言いませんが、ノーマルな人はストレスが少ない方が良いに決まっていますし、「今やらないともっとキツくなる」と思って、早期にストレスから解放されるように動いたほうがよいでしょう。

 

 

○時間が足りずにクオリティーが落ちる自体を避けやすくなる

 物事に着手する時期が遅れると、それだけ試行錯誤することのできる期間が減ってしまうため、最終的に時間が足りずにクオリティーが微妙になるおそれが高まります。とにかく間に合わせるだけで精一杯になってしまうおそれも強いです。

 時間切れで失敗しないことを避けるためには、早めに物事には取り掛かったほうがよいのです。

 

 考えてみれば受験もまさにそうでしょう。取り掛かりが遅いせいで結局本番に実力を高めきれずに志望校に行けなかったという人は山ほどいます。

 そういった人たちの存在を他山の石として利用して、自分の成功する確率を上げるのが賢い生き方ではないでしょうか。

 

 時間が足りずにクオリティーが落ちるとか、私の司法試験のゴミみたいな答案を馬鹿にできないので、私の答案を馬鹿にできるような生き方をしましょう。

 

 

○不意の障害にも対応しやすくなる

 普段健康な人というのは、どうしても自分が病気になることをあまり考えず、いつでも健康に物事に力を入れられると思いがちです。

 しかし、実際には健康な人でもすぐ風邪をひきますし、いつ病気になってもおかしくありません。病気になって思うように課題をこなせなくなるという事態が起こることも当然ありえます。

 

 それに病気でなくても、他に用事が入ることがありますし、不意の障害が発生するリスクを考えれば早めに物事に取り掛かったほうが安全です。

 いつもいつでもいつまでも健康でいられると思ったら大間違いですからね。10代の多くの人はそこの意識が足りないように思います(老婆心)。

 

 

○まとめ

 忘れる、ずっと覚えとくのもしんどい、早期に解放されるほうがストレスはまだ少ない、時間切れのリスク減少、不意の障害への対応のしやすさという点を見るとやはり物事はしんどくてもすぐに取り掛かったほうが良いと思います。

 すぐやらないともっとキツくなると胸に刻んで、すぐにやらない理由を一つずつつぶしていきましょう。

 

 もっとも、「締め切り間際になったらとんでもなく集中力が上がるし、火事場の馬鹿力を利用した方がええんや!」という意見もありますし、リスク覚悟で引き延ばしを行う方法が向いている人もいるでしょうし(とても他人にはお勧めしにくい)、一概には言えないところがありますけどね。