語られない闇を語る

司法試験、大学受験、労働問題、社会問題などを中心に、あまり語られていない・語りつくされていない闇について語っていこうと思います。苦難と失敗から得た知見を曝け出していく予定です。

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

過半数の賛成で物事を決めるのは乱暴すぎないか 多数決も濫用してはならない

現代社会では、色々なことが過半数の賛成をもって決められます。 衆議院での再可決という例外を除けば法律の制定もそうですし、裁判員裁判絡みで例外はあるものの裁判もそうです。 国の趨勢を決めるような事態や、その人の人生を大きく変えてしまうような判…

震災支援が偽善に見える理由 人はわかりやすい不幸しか助けようとしない

熊本地震からもうすぐで半年が経ちますが、近年では震災支援をしたり黙とうをしたりする人に対し「売名」、「偽善者」と謎の叩きが頻発する状況となっています。 「良いことをしているのにバッシングは酷い」と思う方が大半だと思いますが、本音を言うと「確…

お金があるのにプロの指導を受けないのは悪手の可能性大だ。塾・予備校はできるだけ利用することをお勧めする

世の中には、「別に予備校行かなくても何とかなるでしょ」、「塾は勉強がまるでできない子が仕方なく行くべきところ」、「塾も予備校もいかなくても良い大学に行ける人もいるし、別に要らない」という風潮もいまだに残っています。 しかし、個人的には予備校…

国語が苦手科目の人は多いが、そもそもどういう科目なのかの認識から間違えられている気がする

人によって苦手科目は違うものですが、学生時代に国語で苦しめられた人は特に多いと思います。 「結局伸びずじまいだった」、「いまいち攻略法がわからないまま終わってしまった」という方も残念ながら少なくないでしょう。 また、中には現在進行形で成績が…

貧乏をこじらせすぎた結果、一周回って貴族の思考にたどり着き囚われてしまった話【閲覧注意】

※食事中の方や過食症の方は閲覧にご注意ください。 世間では、今でもNHKの貧困報道に対して数多くのバッシングがなされていますが、今日は私のとある昔話を交えて、貧困は本当悲しいという話をしたいと思います。 ○小学生(主に低学年)のころの私の経済状況…

すんなり京大に受かったり司法試験に受かったりする人は、どこの能力が秀でているのか。どうすれば彼らに近づけるのか。

難易度の高い試験に挑むとなると、努力の量や方向性ややり方に問題があるわけではなくても上手くいかないことが増えてきます。それこそ、かなりの労力をかけ必死に努力してもなかなかうまくいかないものです。 しかし、それでもすんなりと高いハードルを越え…

若く美しい女性は花にたとえられるが、自分はその花ではないという事実【閲覧注意】

※容姿に強いコンプレックスのある女性や、GIDの方は傷がえぐられるおそれがあるので注意してください。 日本では昔から、美しい女性を花に例えて表現することが多いです。 「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」という言葉に代表されるように、美し…

同じ「障害」であっても世間の反応は大違い 

最近では、連日パラリンピックが話題となっていますが、そのパラリンピックを見ていて「やはり身体障害とそれ以外の精神障害とかとは反応が全然違う」、「身体障害については差別がかなり減ってきたけど、それ以外は…」ということを実感したので、その話をし…

何かがおかしい法科大学院の教育

法科大学院については様々な批判が浴びせられており、韓国からも「日本の法科大学院制度は失敗」と言われて反面教師にされるという惨状となっています。 その中でも、特に私が法科大学院に入って「これはおかしくないか」と思った部分について少しばかり語り…

人工知能が人間の上位互換的立場になるとき、人はどう生きればよいのか

日本ではまだまだ先のことと思って盛大な議論にはなっていませんが、スイスなどでは人工知能により雇用の大半がなくなってしまう事態に備えてベーシックインカムを導入するべきではないかという議論が行われています。 人工知能の進歩により本格的に雇用が急…

恥の文化に染まりきると息苦しい 心の中に関西人やブロガーを入れておこう

タイトルだけ見ると、「この人今年も司法試験落ちて、遂に頭がおかしくなったか」と思われそうですが、ちょっとセンスが神っているだけで私はまだ正常なのでご安心ください。 それはさておき、本題である「関西人やブロガーの価値観や考え方を取り入れると、…

労力に見合うだけの成果が得られやすい 大学受験はリスクが低い良き選択肢

現在では努力しても報われないことが多いと考える人が増えていますし、実際に社会を見るとその通りになっているところが多いです。 そのため、若い人を中心に、コスパが高くリスクが低い選択肢が好まれる傾向がより強くなっていますが、個人的には「(基本的…

試験や試合前に緊張しすぎる人は、余計なことを考えるのをやめよう

試験や試合などの大事な出来事の前になるとどうしても人は緊張するものですが、中には眠れなくなったり、おなかを壊したり、冷汗が止まらなくなったり、食べ物がのどを通らなかったりするほど緊張しすぎる人もいます。 私も幾多もの試験や試合をこなしていま…

優秀すぎる部下・後輩への接し方

後輩の接し方や指導方法で悩んでいる方は、世の中にいっぱいいると思います。 基本的に、物分かりが良く「できる」部下・後輩については、接し方や指導で困ることは少ないでしょう。しかしあまりにも部下・後輩ができすぎているとそれはそれで戸惑う人も少な…

「ハイリスク○○リターン」でいうリスクの具体的意味【閲覧注意】

昨日、現在の日本で最高クラスにリスクの高い試験である司法試験の合格発表が行われました。 合格者数は遂に旧司法試験の末期である平成16年、17年と大差ない1500人台まで減少し、旧司時代と比べてもリスクが高いままであることが浮き彫りになりました。 合…

苦労した人ほど報われてほしいと思う

世の中では、どうしても大成功した人ばかりが注目されますし、若くして成功をつかんだ人がちやほやされる傾向が強いです。 例えば、野球で言えば若くして球界のスター選手となった日本ハムの大谷選手やヤクルトの山田選手のような人ばかりが賞賛されるもので…

「○○は暗記じゃない」的な話は強く疑った方がいい

世の中には「司法試験は暗記じゃない」、「数学は暗記じゃない」的な話がたまに聞かれますし、「暗記は大事でない。理解こそが大事なんだ!」と言うことを語る人は珍しくありません。 しかし、この手の「○○は暗記じゃない」という話は信ぴょう性が怪しい場合…

日本人がどんどん日本から脱出するとき

現在の日本では、エリート会社員や優秀な学者、富裕層などを除くと日本を抜け出して海外に定住したり、外国で子どもを生活させたりする人はなかなかいません。 しかし、近い将来、そういう人たちだけでなくもうちょっと普通の人が外国への移住を計画し、子ど…

「無事之名馬」はもっと様々な分野で意識されるべきだと思う

「無事之名馬」という言葉が競馬界にはありますが、この考えはとんでもなく重要ですし、スポーツとかに限らずもっと意識されるべきだとよく思うので、今回はその話をしたいと思います。 ○無事之名馬とは? 文字だけ見ると漢文の話なのかと思いますが、菊池寛…