語られない闇を語る

司法試験、大学受験、労働問題、社会問題などを中心に、あまり語られていない・語りつくされていない闇について語っていこうと思います。苦難と失敗から得た知見を曝け出していく予定です。

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

予備校はあなたの人生がくるっても何らの責任も持たない 社会人は司法試験を目指すのをやめよう

10年前あれだけ人気を集めた法科大学院は、1年500人もの規模で入学者が減っている状態が続き、今や閉鎖に追い込まれたローが何校になったのか数えるのが面倒になるほどまで人気が落ちぶれてしまった。 今現在では、定員割れが当たり前のようになっている。ほ…

匿名で語ることはずるいことではない。「実名で語れ」は暴論

ネットの世界では、好き勝手罵詈雑言を吐く人が多いし、匿名をいいことに無責任な発言をする人も多い。 そのせいで、十把一絡げに「匿名での発言は信用できない」と言われることも多いし、実名での発言に比べて軽んじて扱われることも多い。様々な声を拾い上…

移動時間のロスは人生のロス

タイトルの言葉は、歩くのが遅い友人に向かって私が放った暴言である。 正確にはこの後に、 「○○くんももっと早く歩いて無駄な時間を削っていたら、より良い人生が待っていたはずなのにそれをしなかった。これは国益の損失であり、国に損失を与えた○○くんは…

漢文の重要性は割と高いかもしれないと思い始めた

今でもセンター試験や一部の国立大学の二次試験では、漢文が出題されます。 漢文は必要となる勉強量の割に点が稼ぎやすいと言われており、さらにやればできるがやらないとできないという側面が強い科目なので、受験では割と重要度が高い科目です。 ただ、今…

高齢者が国政の決定権を持ちすぎた恐ろしい時代

日本では高齢化が問題視されて久しいが、平成25年の段階で、日本における高齢者(65歳以上)人口の総人口に占める割合は25%ほどになっている。 統計局ホームページ/平成25年/統計トピックスNo.72 統計からみた我が国の高齢者(65歳以上)−「敬老の日」にちな…

電車内で参考書を開くかスマホをいじるかで割と人生は変わる

合格者と不合格者との間には、すごく差があると思っている人がいる。 確かに、社会からの扱いや評価という点ではとんでもない差があるのは事実である。 しかし、能力という面で見ると、さほど差がないことも少なくない。 試験にも依るが、合格ボーダー付近に…

見向きもされず放置される男性へのDVという闇

テレビやネットの世界では、女性を馬鹿にしている記事が出たり、女性差別と思われることが行われると親の仇というぐらいとことん叩かれる。 このはてなブログでも女性蔑視的な記事を書いて炎上した事件がたびたび起こっているし、それを目にした人は少なくな…

たばこ税ばかり上げることにどれだけ正当性があるのか

消費税10%化が先延ばしされている情勢もあり、今のところたばこ税を劇的に上げるという動きはまだ本格化していない。 政府としてはとにかく財源が欲しいところなので、国民の支持も厚いたばこ税の増加を行うことのは時間の問題だろう。消費税が10%になる頃に…

冷静に考えて、一般人に東大式京大式の方法論がどれだけ通用するのだろうか

世間では、東大や京大出身者の語る勉強法や思考法ばかりが話題になる。 普通の人は最も成功した人の話を聞きたいと思うものだし、大学受験界で最も成功した彼らの語ることが注目されるのは当然のことだろう。 それに、東大京大出身者の考えた理論というのは…

落ちること、落ちたときのことはあまり考えない方がよいかもしれない

「不合格になったときのことを考えたら、恐怖と絶望でやってられない。勉強も手につかなくなってしまう。」 「不合格になったときに、どうするかはそのときに考える。」 司法試験に合格した人を見てみると、結構こういう発言をしてたり、こういうスタンスを…

どう頑張っても勝ち目のない天才に勝つにはどうすればいい?そんなの殺すしかないじゃん

何とも物騒で酷い発言だが、これは、ある予備校の名物教師が発した言葉である。 ライブで発した言葉なので、おそらくDVDなどでは収録されていないものだろう。 そのため、「今でしょ」などとは違って聞いたことのない人が大半だと思うが、まさに真理を突いた…

大学受験以外でも東大生とかに簡単に勝てると思ってはいけない

「東大生って、記憶力はすごいかもしれへんけど、発想力とかは別にすごくないやろ。自頭では負けてへん。」 「大学受験では凄かったかもしれないが、それ以外の勉強が凄いかは別問題や。受験以外の勉強では俺の方が上や」 「所詮、あいつらは大学受験の世界…

ファンキー加藤とベッキー・乙武はいったいどこで差がついたのか

先日、元FUNKY MONKEY BABYSのボーカル兼リーダーのファンキー加藤の不倫が発覚しましたが、割と謝罪会見は好評のようですし、どうもそこまで凄く叩かれている様子はありません。 せいぜい野球ファンから「野球選手の聖地であるマウンドで謝罪会見するな」と…

なあなあで教師を酷使し続けるのはもうやめよう

かねてから教師の部活動の負担が重すぎることが問題とされてきていたが、ようやくしっかり顧問の先生を休ませようという流れになっている。 headlines.yahoo.co.jp 私は中学高校ともに運動部所属だったが、考えてみれば、土曜日練習・日曜日試合というパター…

何故人は肩書きや実績を安易に信用してしまうのか

本来、合理的な内容の発言さえしていれば、発言していたのが誰であってもいいはずである。 別に発言者は小学生でもいいし、ニートでもいい。人間でなく、猫であってもいいだろう(いや、さすがに猫はだめかな。)。 逆に不合理な内容であれば、いくら社会的…

愛国心教育はどこまで許されるのか

安倍政権下になって日本の右傾化が危惧されて久しいが、今日もまた頭の抱えるニュースが入ってきた。 togetter.com そもそも「道徳心や愛国心は点数化して評価するような性質のものなのか」と疑問に思うし、日本メディアが散々批判している中国、韓国、北朝…

おばさんはまだマシでおじさんの方がやばいかもしれない

私がどうも納得いかない社会の風潮として、「おじさんになっても男はそこから。それに対して、おばさんになったら女は終わり」というのがある。 何とも酷い風潮だし、仮に事実だとしてもあえて言わなくてええやろと思わざるを得ないが、そもそも本当におばさ…

法律と同等かそれ以上に守らなければならない規範

昔に比べると現在では、「法律は守らないといけない」という意識が一応国民に根強くなってきたと思われる。 飲酒運転はかなり減ってきたし、盗みがいけない・人を傷付けてはいけないという意識は強まっているだろう。 さらに、善良な市民にとっては、「法律…

全国の弟と妹たちは、兄と姉にもっと感謝すべきでないか

私は三人きょうだいの一番上であるが、ネットでよく語られる長男丸儲けみたいな話はまるでなく、物の見事に苦労と損ばかりしている。 当事者の母どころか、弟や妹、親戚にまで憐れまれるレベルである。あまりの境遇の酷さに弟なんかは憐憫の情から施しを与え…

関西人の最も良いところ?

ネットでは闇が深いとか言われたり、大阪民国などと叩かれることも多い関西であるが、関西で育った私としては良いところもいっぱいあると思っている。 その良いところの中でも特に、「人々に笑いを取ろうとする意識が強いところ」が個人的には最も素晴らしい…

拝金主義を超えた時代

日本の労働環境については多くの問題が指摘されているが、30年や50年といった長い目で見ると、平均労働時間は短くなっているし、マシにはなってきている。 しかし、人の意識というのはそう簡単には変わらないし、むしろ金のためならなんでもやるという傾向は…

産業革命以降の課題を人類はいまだに克服できていない

産業革命は様々な面で人々の暮らしを豊かにしたが、同時に良くない方向に社会構造を変革させた。 労働者を使用する資本家が台頭し勢力を強め、一方で農民から賃金労働者になる者は増えたわけだが、資本家と労働者の立場は対等ではなく当然資本家の方が強いた…

自分に都合の良い話ばかり耳に入れる人たち

受験界では迷言を吐く人たちがいっぱいいるし、「お前は何を言ってるんだ」と思わせる言動をする人たちは多い。 その中でも、私が理解できないのは、現実を直視せずに都合のいい話ばかりに飛びつく人たちだ。 例えば、程度の差こそあるものの、「マーチは3ヶ…

人が週100時間勉強するとどうなるか 実体験を語る

現在の日本でも、男性労働者の2割は残業時間が40時間を超えると言われていますし、100時間を超える人が5%近くいたりします。 国民全体を見ると昭和のころよりマシにはなっているでしょうが、それでも一部の人が働きすぎている状況が続いており、問題となって…

見かけの合格率に騙されてはいけない 実質を見よ【司法試験】

人というのはちゃんと物事を調べず、すぐ結論を出そうとして失敗するものだ。 ちゃんと統計を分析することなく、適当に答えを出して、堂々と間違ったことを言っている人は少なくない。 新司法試験の難易度はその典型例であろう。 確かに部分的には優しくなっ…

非正規社員を馬鹿にする意味不明な風潮

ネットには非正規労働者を馬鹿にする言論であふれているが、これはネットに限った話ではない。 人を馬鹿にするというのは何とも愚かな行為であり、とても大の大人がするべきではないはずなのだが、現在の日本でも平気でそういう愚かな行為が行われている。 …

仕事ができない高学歴の人間を貶めるのはおかしいのかもしれない

高学歴の人間は、だいたい記憶力や集中力が優れているため、物事の理解が早く深い。 それに勉強熱心な人が多く、努力家が多い。そしていかに努力すれば結果が出るのかの術も幾多もの試行錯誤を通じて熟知している。 なので、基本的には高学歴の人間は仕事も…

高学歴はマイノリティーという恐怖

今も昔も、官僚、学者、大手企業の重役、政治家は高学歴ばかりだ。 特に官僚なんて今でも東大卒が半分近く、京大卒が1割ちょっとを占めており、東大と京大で過半数を占めている。そのほかの出身大学もだいたい名門である。 国家公務員I種採用者の出身大学ラ…

思考・発想部分まで人工知能に代用される時代がやがて来る

ドラえもんの誕生は全く夢物語ではない…? 現在、生活の様々な分野で人工知能の開発、利用が検討されており、人工知能がたびたび話題に上がっている。 チェスの世界だけでなく、囲碁の世界まで遂に人工知能がトッププレイヤーに勝ってしまったことから、人工…

家庭という現代の治外法権

北海道の小2置き去り事件が連日世間をにぎわせていている。 幸いにも、行方不明になっていた少年は無事発見され、奇跡の生還劇を遂げたわけだが、僅か7歳の少年をしつけと題して危険な山中に放置したのが事件のきっかけであったため、「親はどこまでのことを…